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マカロニ を映画館で観たいワケ

  • 匿名希望 匿名希望
  • 一見、コメディのようにも見える作品だが、本当に、優れた映画だと思う。淀川長治さんが、かつて、『優れた映画というものは、監督の母国の事が描かれる…』と言うようなことを言っていました。 つまり、イタリアの、良さも、悪さもひっくるめた、母国愛、の事です。 この映画には、さりげなく、イタリアの、ナポリの、美しさ、ナポリ人の良さも悪さもひっくるめた、愛が描かれています、 マストロヤンニとジャック・レモンが、ガレリアのバールで出会うシーン…実は、あのバールは、存在しません。 映画の為に作られたのだということは、現地で知りました。 つまり、あの美しいガレリアをさりげなく映しだすために、監督が用意したシーンなのです。 と言うように、あの映画には、ナポリの素晴らしさが、ウオバ城が、ババが、海岸が、下町の風景が、古い町並みが、、、愛を込めて映し出されている… そして、 さりげなく描かれた、アメリカの拝金主義批判…イタリアの人情の、大切さ。人と人との関係の大切さ…。 そこに、普遍的な愛とは何か?を描いた映画なのです。 しかも、辛気臭くなく、さりげなく、そして。深く。 どなたかが書いていましたが、これは、超一級の映画です。 エットーレ・スコラ監督は、本当に優れた監督です。日本語版のDVDが、今でも欲しいです。

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