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ブレイブ -群青戦記- を映画館で観たいワケ

  • Spring Spring
  • この作品の春馬くんのシーンは殆ど全てで笑顔と共に凛々しい姿を見せている。しかし、クライマックスの丸根砦での戦いでは敢えて今まで魅せていた笑顔を封印している。 「待たせたのう!」と絶体絶命の蒼達の危機の時にこれ以上に無いくらいにカッコ良く登場する元康。 蒼が斬られそうになった時にも助け、蒼に目配せをする元康。 冒頭に爽やかな笑顔を見せていた元康が勇しく鋭い眼光で敵を薙ぎ倒して行く。 敢えて笑顔を封印し戦国時代のリアルな命懸けの恐ろしい戦いを表現しているかのようだ。 当に「一所懸命」の姿を蒼に見せている。 だから最期に蒼に「頼んだぞ、蒼。」と託し刀を渡す時にも笑顔は無い。夢や希望では無く、リアルな場面だからだ。 殺伐とした時代に突然放り込まれた学生達の光となり希望となった元康の笑顔。三浦春馬さんの普段の愛らしい人懐っこい笑顔では無く力強い笑顔。 元康の笑顔以外は現代の蒼達の回想シーンのみ。 戦国時代で笑顔を見せていたのは平和を求めて希望を持って生きている元康のみなのだ。 つまり、三浦春馬さん演じる元康の笑顔で蒼も観客も導かれ希望を感じていたのだ。 この作品は意外にも元康演じる三浦春馬さんの笑顔で構成されていたといっても良いのかも知れない。 殺伐とした戦国時代にしか生きた事のない元康。 何とか平和な国を作ろうと模索し希望を見出し蒼に託す。 一貫して貫禄と寛容さと尊さが溢れ出ている元康。だから蒼も刀というバトンを受け取ろうと決意したんだと思わせる演技には、三浦春馬=笑顔という素晴らしい素材、日常を謙虚に偉ぶらず、互いを尊重し、優しさに溢れた人格者である三浦春馬さんが演じられた事が元康のキャラクターに反映されているのは間違い無い。 新しい元康、新しい時代劇、新しい徳川家康を見事に演じている。 三浦春馬さんは唯一無二の本当に素晴らしく凄い俳優である。 そんな勇しくて爽やかな元康を演じた三浦春馬さんを是非またスクリーンで観たいです。 地方でもよろしくお願いします。

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