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真夜中の五分前 を映画館で観たいワケ

  • No Name No Name
  • 今日、東京日本橋で再びリョウに、会ってきました。最近は、春馬君のものでも、少し軽いタッチの明るいものが観たい気分だったので、どうかな、、と思いながら。でも、やはり貴重な上映の叶った機会を逃したくなく、行ってきました。また、すーっと、ノスタルジーな妖艶な世界に引き込まれ、心は穏やかになった。最近は、動画でセリフのないシーンは飛ばし、あらすじと結末を最初に知ってから観たり、速読のように観る若者が多いらしい。。そうすると、この世界観は、全く理解されないだろうなぁ、、と寂しくなった。。だからこそ、今日は無性にこの作品を観たくなり、本当に、今日が上映日で良かったと思いました。余韻のある情景や表情だけのカットや、無駄に思える背景を映すだけのシーン。これがなかったら、むしろ映画ではなくなる、、と私は思ってしまう。それぞれに感じ、考える時間だ。暗闇でひとり、自分と向き合う時間。とても貴重な瞬間だ。以前に自分で自分なりの結論を出したのに、今日はまた違う感想を得た。きっと、この結論が出ることはないだろう。もしかしたら、行定監督も出せていないのではないか。春馬君も。。このような、ゆっくり、静かな映画は、これからも必要だと思う。変に盛り上げたり、細工の無い、けれど、ペソアの詩を用いたり、ルオランとルーメイに同じようなシーンと絵を持ってきたり、とても意味のある演出を施している。この感性の豊かさにも、感動をしないわけにはゆかない。今日も、この映画のおかげで、豊かな時間、1日を過ごすことができた気がします。また、俳優の渡辺裕之さんが亡くなったことがショックでした。もし、コロナがなかったら、悩みは抱えていたにせよ、春馬君もサーフィンをしたり、お稽古事で意欲を持てたり、亡くならずに済んだだろうか。。そうしたらたぶん、竹内結子さんも、芦名星さんも、神田沙也加さんも、渡辺さんも、みんな死を選ばなくて済んだかもしれない。。そう、どうしても思わずにいられないけれど、春馬君の作品を観ては、穏やかな笑顔が広がってしまいます。春馬君に、その度に、ありがとう・・と心の中で呟きながら。。どうか、「真夜中の五分前」を、また全国で上映してください。

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