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君に届け を映画館で観たいワケ

  • Spring Spring
  • 今月の18日は快晴でした。 爽子ちゃんと風早くんが出会ったあの日の様に。 爽子ちゃんの頭の上にフワッと舞い降りた桜の花びらは2人の恋の天使でした。 この作品が春馬くんの作品の中で1番好き。と言う友人はそもそもこの原作漫画が大好きだと言っていました。 その原作漫画の再現度が最も高いと長年賛辞される作品がこの「君に届け」です。 改めて、俳優、三浦春馬の笑顔が素晴らしい事を実感させられる作品だ。 観終わった後ずっと風早の笑顔が脳裏から離れない。 作品全てが笑顔で溢れていたかのようだった。 そして、風早と爽子、他のキャラクター達のその後が気になる。 何ヶ月も応援して来たドラマや漫画のように感情移入出来る丁寧なキャラクター作りが素晴らしい。(私は漫画を観ていないので。) その1つに冒頭から風早の視線で爽子を追っているシーンがある。 美人とか、可愛い仕草では無く、人としてのちょっとした素晴らしさ。誰も気が付かないのに風早だけはひっそりと見つけている。その時の風早の表情がまた柔らかく自然で素晴らしい。 私も風早くんにそっと見つめて貰いたいと誰もが思うだろう。 ひょっとして爽子の良い行いが鼻につく人もいるかもしれない。 しかし、万人が共感出来るように風早がどうして爽子を好きになったのかを、風早の目線で伝えて来ているからちっとも嫌味が無い。 そしてそんな所を好きになる風早の人間性も好きになる。 観客の心を味方に付けた後、あの桜の木の下での爽子の笑顔を見つけた風早の恋心を知る。 風早くんの想いよ届けと願わずにはいられない。 この作品は、派手でありがちなキュンとするシーンは一切無い。 壁ドンも、バックハグも、キスシーンも。 手を繋ぐ所さえない。 そんな清くて淡い恋心。 でも確かに風早は爽子が好きで、焦れた風早は想いが届くように頑張る。 それに気が付かない爽子や千鶴。もう! 頑張れ風早くん! 風早が「やっと届いた。」と言うところは必見だ。 この作品が根強い人気なのは、観客が風早達に共感するからだろう。 派手さがないが故に自身の体験に落とし込めるのだ。 憧れてキュンとする作品とは一線を画す。 俳優、三浦春馬は本当に凄い。 この風早を演じられるのは彼しかいない。 静かに爽子を見つめ、派手な行動は無い。カメラ目線のキメ顔が無い。それでも学校中の人気者。 それを納得させられる笑顔、佇まい。 それは、上辺だけの演技では醸し出せない三浦春馬という人間性が全てなのかと感じずにはいられない。 身体から滲み出る清潔感、人間性の正しさ、優しさが嘘の無い説得力のある笑顔、佇まいに繋がっているんだと納得させられる。 そこら辺の顔自慢、笑顔自慢のアイドルや俳優が演じた所で太刀打ち出来る筈が無い。 まさに上辺だけの笑顔、キュンとする仕草に頼らざるを得ないその時だけ流行るキラキラやキュンな作品になってしまうだろう。 エンディングはflumpoolの爽やかな曲と共にキャスト達のその後が垣間見える。 でも、もっと先も知りたい! 風早くんと爽子ちゃんはいつ手を繋ぐの? 真田と千鶴は? など気になる所が沢山ありすぎる。 最近は回収しないといけない風潮だが、この様な含みを残すエンディングも作品に想いが残るから良いと改めて感じさせられる。 観終わった後、久々に清々しい爽やかな気持ちを体験できた事に気付く。 是非大きなスクリーンでまた清々しい体験をさせていただきたいです。 地方でもよろしくお願いしますm(_ _)m

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