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スウィングガールズ を映画館で観たいワケ

  • 匿名 匿名
  • 皆さん役者の評価をしているが、この映画の素晴らしいところは役者の頑張りだけではない。徹底的にエンターテイメントしている大衆娯楽作品の傑作だということである。 なんといっても矢口史靖監督による演出の冴えである。音楽映画としての高揚感、素晴らしさ、巧みなテリングのキレ。コメディー映画としての感覚の冴え、青春映画としての爽やかさ、成長物としてのすがすがしさ、これらすべてが非常に高いレベルで、まさにビッグバンドのようにそれぞれの魅力を高めあい、最高の娯楽作品として結実しているのである。 音楽についても、ガールズたちによる吹き替え無しの本物の演奏はもちろんだが、ミッキー吉野氏による劇伴も素晴らしく、そしてまさかのシーンで流れるルイ・アームストロングなど、音楽映画としての楽しみを、これでもかと観客にぶつけてくれる。 私は、2004年の9月の封切り時に、この映画を映画館で鑑賞できたことを今でも大切に思っているし、あの時、笑いと感動に包まれた劇場内の様子を生涯忘れることはないだろう。 笑って、手に汗を握って、最後には感動できて、そして大音量で音楽を堪能する。 この映画ほど、大衆娯楽映画としての映画館にふさわしい映画もそうはないと思う。 私は、この映画が好き過ぎて、とても数百字、数千字で語りきれるものではない。ロケ地にも言った。サントラも毎日聴いた。関連書籍も買いあさった。 公開当時、この映画を見るために14回も劇場に足を運んだファンも居ると聞く。それほど、この映画は映画館と抜群に相性が良いのである。 だからこそ、私は映画館で、またこの映画「スウィングガールズ」を見たいのである。大勢の観客と、大声で笑い、泣き、クライマックスの学生音楽祭のシーンで、あたかも映画館の客席と音楽祭の客席がリンクしたかのように一緒にスウィングする。 あの体験を、ぜひまた味わいたい。 まだ見ていない方も、この映画こそ、映画館で体験、体感してもらいたいと思っている。

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