一時期、一番好きな映画は？と聞かれると答えていた映画でした。決して恵まれた環境でなく、むしろ障壁も大きいのに、ビリーの好きの気持ちとその才能を周りが応援しようとしているのがとても泣けたし、最後にちゃんと花を咲かせたのが、本当に大好きとしか言いようがない作品です。

音楽もいい、イギリスの田舎町の風景がいい、なにより主人公ビリーを演じる、ジェイミー・ベルがいいです。これが演技初挑戦？ ほんとに？ 表情から言葉から、そしてダンス。素晴らしいです。 脇を固める名役者さんたちもいい。父と息子、母と息子、兄と弟、教師と生徒、友達。いろんな人間関係が描かれていて、どれも胸を打つ。何回見返しても泣いちゃう。 また映画館でみたいな。

男は男らしく！という考えが普通で、男の子がバレエを習うことに、まだまだ偏見があった時代と町。主人公ビリーが、いろいろ迷いながらもダンサーを目指すストーリーがとても面白いですが、それ以上に父と子の関係のストーリーが素敵です！お父さんで泣いた…

サッチャー政権下のイギリス、貧富の差は広がり 炭鉱町の子は炭鉱堀りになることを定められ 炭鉱掘りは賃金があまりにも安いのでストライキを起こす。 そんな街でバレエダンサーを目指した少年の物語。