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夢二 を映画館で観たいワケ

  • JULIE LIVING LEGEND JULIE LIVING LEGEND
  • 鈴木清順監督作品は他に「カポネ大いに泣く」「結婚」「ピストルオペラ」などを観たが、この『夢二』は別格だ。 まず、ビジュアルが言葉で言い尽くせない程美しい。 メイキングVTRを観た人なら知っているだろうが、その美しさのほとんどがスタッフの手作りで、幻想的な色合いも古典的な顔料や絵の具で彩られている。 Blu-ray化を望む声を多く聞くが、この映画だけは、まるで夢の中に居るような淡さを残した方が良いのかもしれない。 鮮明すぎる映像でチープになった清順絵巻は見たくない。 観た後に『夢二=JULIE』と錯覚するほど、主演の沢田研二は当たり役。 見事なまでにふらふらと足元おぼつかない「エエ加減な」夢二を演じ切っている。 当時43歳の沢田研二の適度な円熟味があまりにも良い味を出していて切ない。 夢二本人のモデル経験もあるという淡谷のり子さんのエンディングテーマもピッタリとはまっている。 鑑賞後の感じはイタリア映画に似ている(フェリーニ映画など)が、間違いなく一度観ておいて損はない名作。

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