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太陽を盗んだ男 を映画館で観たいワケ

  • 匿名 匿名
  • 11位という数字を見て感慨深いです。ついにベスト10入が迫り、現実味を帯びとてきたと思います。何度なく、また、多くの方々がお話になっているように、まず、この映画での主人公城戸と演じる沢田研二との双方の存在感が、当時強烈だった。城戸に思想があったどうかは議論の分かれるところでしょうが、城戸の持っていた、やるせなさは、私たちの日常に転がっている気がします。この映画における最大のモチーフは太陽です。私たちは、日々、太陽の恩恵を得て暮らしています。この映画のモチーフの太陽は、世界に存在しいて、その存在は恩恵というよりは脅威と映りながらも、私たちの暮らしを別な意味で照らしてもいます。私たちは、被曝した国です。だからなんだ、だからこうだ、という議論は尽きることはないでしょう。でも、私たちは、世界を照らす太陽を見続けていかなければなりません。太陽を盗んだ男を視ることで、太陽と対峙する社会と自分とのことを考える機会になると思います。そして、私たちは、この作品によって、映画という太陽の存在の驚異に、改めて気づかされるはずです

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