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.みんなの"映画館で観たいワケ"一覧

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  • 匿名 匿名
  • 黄泉がえり

    初めての主演映画、ドキドキして観に行きました。最初は期待値が低かったらしく、早めに劇場に着いたら、誰もいなくて……すごく心配でしたが、その後 ロングラン、大ヒットとなりました。記念すべき主演映画、もう一度大きな画面で観てみたいです。

  • 匿名 匿名
  • 山のあなた 徳市の恋

    オリジナルは戦前の映画。 それをセリフから構図から完全カバーしたという意欲作。潔さが本当にいいなあと思う。 オリジナルの面白さはそのままで、現代版はカラー映像が素晴らしい。画面いっぱいの緑、川の清らかさ、かわいい着物。心地いい音楽。そしてイキイキとした登場人物たちがとても愛おしい。 特に主人公の徳市のチャーミングなこと。言動がどうにもおかしくって目が離せない。目は見えなくとも、彼は弱者などではなくて、強気で日々何かを競っては、女の子にデレデレする。 それも自分がイケてると思っているから、また面白い。草なぎ演じる四角い顔の徳さんが本当にキュートなのだ。 そして名だたる出演陣の中で紅一点、マイコが非常にいいと思う。顔立ちも声質も、昔の映画との橋渡しを成功させていて、これが有名で芝居上手な女優だったらこうはならなかっただろうな、と、キャスティングの妙を感じた。 公開時は心の入浴料として、1000円で見られたこの映画。 このよくできた、目にも耳にも心にも優しい映画は、通常料金でも見る価値があると思った。ぜひもう一度、劇場で観たい。

  • 匿名 匿名
  • もののけ姫

    これが、1997年の作品・・・。 未だどこも少しも劣化していない凄まじい作品だなと、しみじみする。 この壮大さと荘厳さは、今まで何度か観たけれど、 今、久し振りに観ても、何ら衰えることのないテーマと作画。 そりゃ、制作費もドカンとかけたそれまでのジブリからは、 大きく方向転換したものではあった。 しかし、それにしたってだ。 宮﨑駿は飄々とその後の談話で、この作品について話しているけれど、 これがとんでもない自信作であることはやはり当時伺えた。 この歳になって、やっと分かることもある。 もののけ姫、という三つ巴も四つも五つも重なった大きな勢力の中で、 「アシタカ」が見せる神の行為が、どこまでも鮮烈で、 シシ神をも凌駕する意思を僕は感じてしまうのだ。 その生きとし生けるもの、いいも悪いもない万物を愛する思いが、 最終的にシシ神が一挙に解決をしてしまうのではあるけれど、 そのシシ神だって万能ではなかった。 実に多くの主題があり、同時に複数の主役があり、 アシタカだけでの「主」たるものではないと感じる。 勿論、時代性や世相の反映はある。 それを突きつけられたまさに僕らの世代には、 そこに大きなショックがありながらも、そこに応えようとしてきたか。 今現状の僕の目線から見て、少なくともただの娯楽映画ではない、 宮崎監督からの、(まぁ、いつもの)よりダイレクトなメッセージは、 確かに表面上だけでも伝わったように思う。 「黙れ、小僧」に代表される、そのままの《無》の世代。 その後のアニメや映画界、ビジネスやエンターテイメント、 そこに与えた打撃は確かに大きかった。 しかし、僕らはあの時、本当に理解していただろうか。 今、これだけの年月が経って、結果どうだったかを振り返ると、 結局は娯楽としてしか見られていなかった17年が物語っているように思う。 スケールがデカイ、だけでは済まされない映画は、 やはり劇場で観たかったなと、悔やまれる。 そして嘆かれる、ここに示されたメッセージがやっと届いた現実に。 大団円でこうなった、というその物語性こそが壮大だったと思わせた、 未だ少しも色褪せない、想いを胸に。

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