ワイヤーアクションに目が行きがちな作品ではある。 しかしながら、前編では、春馬エレンの怯えた表情、深い絶望の眼差し、そして後編では、闘志に燃える瞳、怒りを爆発させる面構え、それら全てが絶品である。 繊細に動くエレンの心が非常に良く表されている。 海外での評価が高い理由は、その辺にも有るのでは？と思う。 難を言えば、主要人物のバックグラウンドの描写が、もっと欲しかった。 映像で入れる余裕が無いのなら、セリフやナレーションで補足出来たのではないか？と思う。 とは言え、ワイヤーアクション、ストーリー以外にも〝美しい顔を、これでもか！というほど歪めて奮闘する春馬エレン〟の演技に注目し、より多くの人達に見て欲しいと思う。

春馬さんの名前が、ドラマ・14才の母で〝全国区〟になる前の年に撮影された、この映画は我々ファンにとっても特別なものです。 一部の玄人に知られていた〝容姿に恵まれた演技の上手な子役〟から大人の役者として、本格的に日本全国、やがては世界へと羽ばたくはずだった... その序奏となっていた時期の映画なので、一人でも多くの人達に見て欲しいと思います。

三浦春馬さんのファン、かつサーフィン愛好家の者です。 この映画、是非、夏に合わせて上映して欲しいのです。 パンデミックの状況も良くなりつつある今、映画を見た後に 〝ずっと自粛していたけど海へ行きたくなった！サーフィンにトライしたくなった！〟と思う人が沢山居ると良いなぁと、期待する気持ちが有ります。

歌、踊り、演技、全て迫力があり、見終わった後、誰もが元気になれる映画(元は舞台)です。 年齢性別問わず、皆さんにお薦めです。

一番には、三浦春馬さんの爽やかで初々しい熱演を大きなスクリーンで見たいという事が有ります。 更に、芸能活動を再開した坂口憲二さんの出演もあり、懐かしさと共に、改めて話題になると思います。