２年前、初めて劇場で観終わった時、 「すごいものを見てしまった」と思いました。 甘酸っぱい恋と成長の物語から紡ぎ出されたのは、人の心の”美しいもの”。 引き継がれた“Everybody loves somebody”のテーマそのままに きっと観た人誰もが望む最高に美しいハッピーエンド。 セリフに頼らず表情・動きで示す演出、散りばめられた暗喩、 明るい色彩とその変化の美しさ、 実写と見紛うばかりのカメラワーク、 局面にマッチするサウンドトラック・・・ エンドロールが終わるまで見逃せない、 と言うか「終わってほしくない」と思った、幸せな83分間でした。 「現在の日本のアニメーションの到達点」とまで評された傑作。 また劇場で、多くの人と、あの時に感じた感動を分かち合い、確かめ合いたいのです。