ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」を観てファンになりました。待望の映画化となった本作は、恋から愛へ、純粋に「まわりの大切な人たちに認められて、好きな人とずっと一緒に生きて行きたい」という願いが叶っていくお話。安達と黒沢、親や家族、社会で関わる人々など、登場人物達のあたたかい心に触れ、鑑賞中からその後も愛おしい気持ちに包まれます。繊細に表現されたチェリまほの世界観は、映画館の大きなスクリーンと音で鑑賞することで最高に堪能できると感じています。演者さんの見映えはもちろん、声質や発声の仕方や間の取り方がすごく良いので。映画館に幾度となく足を運んでいるファンが多いのも頷けます。（私もそのひとりです。）コミカルな題名やBLという先入観なくおすすめできる映画です。