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鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 を映画館で観たいワケ

  • 水一 水一
  • 子供の頃に観ていたゲゲゲの鬼太郎。懐かしいな〜と思いつつ、最近のは現代的な絵柄で馴染みがないし、本来は6期の派生のようなものとして制作されたらしいけどもそれは観てないからなぁ…と、ゲ謎を観に行くのを渋っていました。でもある日ピンと来て、2月頭に初めて鑑賞しました。 そこからが早かった。水木の「わからないが、なんでこんなに悲しいんだ」が引っかかって、私も自分の中でしっかり解を出したくなりました。そして気付いたら仕事の合間を縫って、3回も観に行ってしまいました。私は映画は平均よりは映画館で観る方だと思いますが、3回も同じ映画を映画館で観たのは初めてです。 ちなみに、6期の知識がなくても十分楽しめました。シリーズものというよりも、一つの映画として、完成されています。 どのキャラも引き立っていて、ストーリーもテーマが明快、エンタメ性もあり、なおかつ媚びすぎずもデフォルメした演出のバランスが非常に良く、何度観ても非常に良い映画です。 重いテーマを扱いながら、それを「おためごかし」だけでなく、対比を多用した様々な視点から描いています。それによって、主人公が解に辿り着くまでの試練を一緒に乗り越え、私自身も成長したような気持ちで観ることができました。決してさっぱり後味の良いエンドではないですが、大事なことやものをはっきりと言動で示してくれる主人公達を見ていると、余計なつきものが落ちたようで、鑑賞後は清々しくあたたかい気持ちになりました。 鑑賞を重ねる度に新たな視点を見つけたり、エンタメ的要素の作り込みに新しい発見があったりして、とても楽しませてもらいました。 このような素敵な映画に出会えたこと、それを制作し上映してくれたこと、素晴らしさを広めてくれたファン、原作の水木しげる先生、などなど、全ての方に感謝しています。 メインの上映期間ではなんとなく観なかった方、観れなかった方、もう一度観たい方、日本アカデミー賞優秀賞受賞と聞いて気になった初見の方、観たいと思った全ての方にもう一度、映画館での鑑賞の機会があって欲しいです。 私自身も、再上映となれば、ぜひ映画館で鑑賞したいです。BDは買いますが、まだまだ映画館で観足りない。シンプルながら大迫力な気合の入ったアクションシーン、哭倉村の物音など、やはりできるならばハコの大画面・大音量で没入して観たいものですね。 再上映、期待しています!!

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