なんか、生きる気力の湧いてくる作品です。 ブスで、だらしなくて、でも可愛いんだよなぁ。

GReeeeNは好きだけど芸能人プロデュースというのが引っかかって公開時期に観に行かなかったのですが、アマプラに入ったのを気に知人と観てみました。視聴前の不安が完全に吹き飛ぶくらい、キャラ造形も背景美術もアニメーションの作画も音楽も素晴らしくて、劇場で観なかったことを心底後悔しました…。シナリオについては多少好みの割れる部分はあるかな…とは思うのですが、無理やり綺麗事でまとめてハッピーエンドということはなくて、キャラの心情を丁寧に描き切っていて素敵なお話だと思います。そこは原作の話の良さですかね。 あとはやはりGReeeeNの主題歌が良い…！曲単体では聞いてましてが、観終わった後にエンディングで聴くと味わいが全然違う！なんで私は映画館でこれを浴びなかったのか！？この美しい作画と音楽は映画館でこそ味わうべきでした。再上映が叶えば非常に嬉しく思います。私が言うのもなんですが、もっともっと評価されて然るべき映画です。

「自分は望まれて生まれた子では無い」と泣く子に「ここに居ていいんだ」「お前は望まれて生まれてきたんだ」と周りの大人がきちんと答えてやる、素晴らしい作品だと思います。 さんまさん、この作品をアニメ映画化して呉れてありがとうございます！