刀剣男士の華麗な殺陣と、ベテラン俳優陣の「歴史の中での“今”を生きるひとりの人間」としての、地に足の着いた演技。そしてなにより鈴木拡樹さん演じる三日月宗近の圧倒的な存在感と台詞や動作の絶妙な間と、ひとつひとつの所作の美しさ。 審神者ではなく（今もゲームは1度もやっていません）、幾人かの登場人物（刀）を知っていただけの状態で映画館へ足を運びましたが、小林靖子さんの驚きながらも「もしかしたらこれが本来の史実なのでは」と思わせてしまう説得力ある脚本と、何度観ても見応えのある丁寧なつくりに、気がつけば上映している映画館を渡り歩いて13回も観ていました。気に入った映画は比較的複数回観てしまうことが多いのですが、それでもせいぜいが4-5回で、こんなに繰りかえし観た映画は人生の中で初めてです。 ゲーム原作の映画ということで、食わず嫌いをしているすべての映画ファンに言いたい！　観なきゃ損するよ！！