1960年代の冷戦下が舞台のスパイ・ムービー…と言うと、古臭いのかな？と思われるかもしれませんが、杞憂です！ 非常にお洒落でスタイリッシュ。音楽も景色も衣装もみんな格好がいいです。テンポが良く、キャラの掛け合いも小気味よく、116分が非常に短く感じられて、見終わった後にもう終わるの！？もっと見せて！と叫んでしまうこと請け合いです。 ていうか二時間ないのか。密度濃いな。 スパイムービー、バディムービーとしてはもちろん、目の保養としても大変に有効です。今をときめくスーパーマン役のヘンリー・カヴィル、ナイルに死すを始めとして話題作続々のアーミー・ハマー、美貌にオスカー女優の演技力を兼ね備えたアリシア・ヴィキャンデル、これだけでもいつまでも見ていられる麗しさですが、敵役にあたるエリザベス・デビッキも超絶スタイルに顔までいい…そのうえヒュー・グラントまで出てくる。ついでにモブすら美形ばっか。もしかしたら洋画ファンの末期の夢かなにかかもしれない。 特注ベスパに二人乗りとか、セクシーサンドイッチとか、見所を書き連ねれば限りがないのですが、書くのだるくなってきたし読むのもだるいだろうから、これくらいにしときます。 映画館で上映してくれますように。見てくれる方が増えますように。そして沼にはまって出られなくなりますように。