夜遅い時間とか、気持ちが少し落ちている時…この作品に触れたくなります。 気持ちを添わすというか、気持ちに寄り添う世界に、 見てる側も少しもたれかかってしまいそうになりながら、最終的には気分が前のめりになって…そのまま観客側にポーンと投げられるラストに、都合よく想像しながら、帰途についたり、眠りについたり…。 掲示板も優しさあふれる、細やかなコメントが多くて作品への愛おしさも増します。作品の展開上、他のどの作品よりも良への思い入れが強くなってしまい、スクリーンで会いたくて仕方なくて、クールダウンさせるのに戸惑う日も少なくありません。どなたかも触れていらっしゃいましたが、上映は確かにグリーフケアになっていると思います。ドリパスは公開終了作品の共同購入による再上映のシステムですが、大きなスクリーンで見ることで結果、諸々の気持ちをすくいあげてもらっています。 なかなか劇場へ足を運びにくい状況が続きますが、良は今もきっと工房で時計を修理してるはず…。上映の追加とリクエスト再開、心待ちしています。