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真夜中の五分前 を映画館で観たいワケ

  • 匿名 匿名
  • そう多くない中国語のセリフと、上海の街並み、夜景が溶け込み、音と光の世界が何とも言えないくらい心地良い。時に囁くような、時には絞り出すような優しいやりとりは聞き漏らしたくなくて、耳を傾けたくなる。工房や部屋の窓からの光の加減、時を刻む音等、気持ちを代弁しているようで行間のへ好奇心をそそられる。 美しい双子の姉妹…時には都合良く、時には補うように、入れ替わって生きてきたのだろう。生き残ったのはルオランのようでもルゥメイのようでもあり、2人が融合した3人目の姉妹のようにも思えてさらに不思議な世界に迷い込む。 前半は儚げなラブストーリー、後半はミステリー。 自分の気持ちと、姉妹のどちらか1人しかいないという現実の狭間で揺れる男性2人の感情も見どころ。 時計店のオーナー愛読の詩集に全てが込められているのだろう。 もう片方を羨む必要も、入れ替わる必要もない。明日へつながる五分さえも…。あるがままに…。 もどってきた時計は、良へのメッセージも込められているのかもしれない。私は、今を生きる…。だから、あなたも…。 明確は結末な描かれていないので好みが分かれる作品かと思いますが、人生に一度でいいから見てほしい作品です。

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