ホットロードを最初に見たのは、別冊マーガレットという雑誌で、高校生の頃でした。春山や和希とそう変わらない年代なことと、目がキラキラした少女マンガと一風変わった紡木たく先生の絵に引き込まれて、毎週楽しみに読んでいたことを思い出します。他にも、やさしい手を持ってる、机をステージに、など素敵な作品が多々ありましたが、このホットロードが映画化されたことは、深くうなづけました。舞台となった湘南は昔も今も変わらずにあり、そして何より登坂広臣さん演じる春山洋志が原作そのもの、いえ、それ以上の存在感と魅力を引き出してくれたこと。映画化されると作品のイメージが多少なりとも変わる物だと思いますが、この作品に限っては、作品のイメージがアップしたと言えると思います。原作をその当時読んでいた方でまだ再上映を観られていない方は全国にいます。どうかまだ再上映されていない地域の方々に、再上映を届けて欲しいと思います。よろしくお願いします。