映画の見方や好みと云うものは色々とあって、それはそれで良いことと思う。だが、小生は原作の「百田尚樹」が嫌いだ。それは著作とは裏腹に、新たな軍隊の創設やら徴兵制の導入。更には沖縄に対する誹謗中傷、在日に対する誹謗中傷を声高に繰り返しては、ナショナリズムを変な方向にリードして、先の大戦で世論を扇動した「徳富蘇峰」にでもなったつもりでいるモノ書キだからだ！　小生は昭和の戦後育ちだが、元特攻隊で人気小説家でもあった『城山三郎』氏の著作をよく読んだ。その中の一冊に「指揮官たちの特攻／幸福は花びらのごとく」という名著がある。そして、それは読んでいて心の底から泣けたよ。