DVDを買いましたが涙なしには見られない映画です。この素晴らしい映画を是非大きなスクリーンで観たいと思いました。千葉市での上映をお願いいたします。市原市のTOHOでも構いません。家族を残しどんな思いで散り逝くためのゼロ戦に乗ったのか、私は母から叔父の思いを受け取りました。昭和１８年の話です。母の実家は農家で玄関の外にお風呂とトイレの小屋がありました。祖母がお風呂に入っていると『ザクッ、ザクッ』と雪を踏みしめる音がしたそうです。お風呂の戸を開けてもそこには誰もいなかったと言います。戸を閉めるとまた『ザクッ、ザクッ』と音がして祖母は母を呼び、『そこにいるのはお前か?』と尋ねたそうですが母は違うよと答えたと言います。その後に叔父の戦死の知らせを受け取ったそうです。叔父は３０歳になった１７日後に特攻隊で出撃し戦死しました。異国の地で亡くなった叔父は魂となって実家に祖母のもとに帰って来たのです。映画の中で宮部が『死んでも必ず戻ってきます』と言った言葉が重なりました。