朝ドラ「寅に翼」に、出演されている岡田将生さんが主演。イノチという題材が背景にあり、その中で、今の高校生達にも、ありがちな危うさを、上手く表現されている作品だと思います。見逃しているので、ぜひ、再演をお願い致します！

文庫本を手にしてから、一気に読み切りました。忙しすぎる男、さだまさしさん。こんな物語までお書きなる力は、歌詞を書くということと同じように、書き表すことが使命なんでしょうか。この作品は、学校の教科書に取り上げてもいいと思いますねぇ。この世の中を生きる若者に、あり得る人間性の善悪を学ぶために、ぜひ、読んでもらいたい。 どういう、映画に仕上がったのかを、確認したい！後書きは、監督が書かれています。

高校生の頃にあり得ないほどイヤなヤツ、危ないヤツの心の奥に何が潜んでいたのか？一生ヤツはこのままの生き方を続けていくのか、自滅に追い込まれた主人公・岡田将生。そんなヤツ・渋谷将太。登山部での合宿中に「殺すしかない」とまで、悩み、苦しみ抜いた挙げ句に「殺せなかった」自分に逆に心は砕け散った。その後に再生していく姿と、関わった者全ての人が、新しい道を歩んでいく姿。肯定的な最後にしてくれていることに、拍手です！

さだまさしさん原作のこの作品、見逃していたから、ぜひ、見たいです。遺品整理業を通して自分を取り戻していく主人公の心の傷が、どう癒され、関わっていく人々から、何を学んで行くのか。新しい道を歩んでいけるようになる姿を見届けたいです。