朝ドラ「あさが来た」で注目されるあおいちゃんの“セリフの少ない、眼と表情だけで孤独感や悲しみ、喜びを伝わる”演技。その原点ともいうべき本作、今という時期に上映されることはとてもいいタイミングだと思います。早期上映を！！ あおいちゃんの演技を大画面で観れるとは、とてもラッキーです。

スクリーンはＤＶＤで観るのとは感動が１０倍以上違います。お気に入りの映画なら断然スクリーンですね。 初恋は特に宮崎あおいさんの表情が良い。背景が重要なファクターになっているなどから、特にスクリーンで観たい映画です。 エンディングの「青のレクイエム」もスクリーンだとまったく別物でしょう。

この映画、劇場で観ていません。宮崎あおいさんフアンとして失格です。(笑)　大画面映像・音響で作り出される70年安保闘争にあけくれた暗澹たる時代の空気に浸りながら、同時代に起きた３億円強奪事件をモチーフに作られた孤独な少女と革命派学生の「初恋」、宮崎あおいさんならではの情感たっぷりの演技で、その喜びと切なさを味わいたいです。

「初恋」は宮崎あおいさん１０代の集大成の映画。 少女の心の傷、闇が迫り、そして必要とされる嬉しさ、恋心、時折見せる笑顔が眩しい。映画館のスクリーンで６０年代の時代の空気を感じながら、その時代に生きた純粋な少女をリアリティーを持って演じ切った宮崎あおいさんの深い世界を感じたい作品。

名古屋からでも観に来たいという方がいることを知り、その熱い思いが素晴らしいと思います。こんな機会は滅多にありませんからね。是非ともスクリーンで観たいです！