孤軍奮闘！　遂に1000票になりました。 それだけ個人的に気に入っている作品ですが、やはりタイトルの印象による先入観のためか、DVD化もまるで気配なし。 フジテレビの製作した映画作品は質はよいのに上映もDVD化もされていない作品が意外とあります。「就職戦線異状なし」や「卒業旅行　ニホンから来ました」、初期の製作でもある「御用金」「人斬り」などがそうです。 大人の事情もあるのでしょうが、作品が埋もれたままではもったいないです。　ちなみにこの「演歌の花道」ではもう一人、瀬戸朝香のお嬢様も印象に残りました。最後の決め台詞はこれまでの作品でのイメージを覆します。 音楽面も含め見所があるのに、作品自体の認知度が低いように思われます。 上映が実現して欲しい1本なのですが･･･

この作品でコミカルなキャラクターで出演されていました平幹二朗さんのご冥福をお祈りいたします。「演歌は拳だ！」というオーバーリアクションが印象に残っています。

97年の初公開以来、VHSが発売されたきりで、自分の知る限りではDVD未発売です。 「おくりびと」で外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督のノリのいいコメディですが、業界の裏側の世界も垣間見える一面もあり、単なるコメディだけではない要素も含まれています。　特に尾藤イサオは「のど自慢」や「TANTANたぬき」でも裏方に徹したキャラを演じており、ここでも存在感があります。 また音楽面でもつんくのオリジナル版「虹色橋」や「いいわけ」の演歌ヴァージョンなど、聴きどころも多く、なぜ映画館での鑑賞機会がないのか不思議です。 韓国では「覆面ダルホ・演歌の花道」のタイトルでリメイクもされました。 ＴＶ局サイドの製作で全国東宝系で公開（同時上映「キャッツ・アイ」）されているのに鑑賞する機会の少ない作品ですので、もう一度スクリーンで観たいですね。