手に入らないからせめて映画館で観たい！

見たい！でも見れない！ 円盤は値段が高騰しているし、レンタルもなかなかみつかりません。 しかし何より、あの騒々しくも空虚な新宿の街と、ひとり夜を行く鮫島の孤独な横顔は、銀幕に映えるだろうなといつも想像してしまうのです。 男性同士の過激なシーンばかりが注目されがちな映画ですが、個人的にはあのシーンそのものより、鮫島の独白のところに惹きつけられます。諦めと使命感の間のギリギリのところに立つ心の揺らぎが見えるようで、もしこれを映画館のスクリーンで見れたならと思わせてくれます。

公開当時は奥田英二さんとのキスシーンばかりが取り上げられ、映画評論家とは何を見てるんじゃと思ったものです。追いつ追われつの緊張感・・・心の自信と不安が表現され、もう最後の方はドキドキが止まらず、大変でした。 アクションも見れますし、他の出演者の方の存在感もすばらしいものがあります。ＤＶＤを探してもなくテレビ放送のＣＭを抜きにして撮ったものしかなく悶々としてます。