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ルパン三世 風魔一族の陰謀 を映画館で観たいワケ

  • 匿名 匿名
  • 舞台が日本と言うこともあって、演出が非常に「日本的」です。とても奥ゆかしいです。主張せず、敢えて大切なシーン、大切な表情を伏せています。 五ェ門が紫との馴初めを直接的に語るのではなく、第三者視点の回想にしている時点で主張を抑えた客観性を取り入れていますし、回想シーンの中でも五ェ門は饅頭笠で表情を隠しています。良く見ると、口元は笑っているんですけどね。 中盤の、紫を傷つける五ェ門のシーンも、肝となる「紫を傷つける瞬間」「五ェ門を立ち直らせる紫」は描かれません。 終盤、紫の決死の覚悟のシーンも、あの言葉は色々な紫の思いを伏せて、隠してまとめた結果だと思うのです。 全て肝心の箇所が主張を抑制されて、覆い隠されてしまっているのですが、不思議と本質は伝わってきます。空気が伝わってくるんですよね、この作品は。 それらの「敢えて隠されている要素」を見つけて、この物語の本質を感じ取るのも一興です。

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