まだまだ高校生の未熟者ですが、この映画のそれぞれの人物が背負っている悲しく重い宿命、切り離すことのできない親子の絆、そしてそれをより一層悲しくも美しく、重厚感を持って魅せる日本の原風景、物語に深く絡む組曲宿命などなど…この映画に凝縮されている要素の一つ一つに深い感動を覚えました。 そして、この映画は「ハンセン病」という、今も差別が残っている病気がキーワードになっています。私のように当時を知らない学生には、昔、日本が国ぐるみで行っていた患者さんに対する残酷な差別、この病気への当時の人々に広められてしまった誤った認識を学ぶに当たっても、非常に優れた映画だと思います。この映画を、どうか大きなスクリーンで見させてください。(新潟県在住、高校一年生)