・イロモノ的なタイトルと映画紹介イラストで一般ウケしなさそうな印象。何とかの刃や果てしなき何とかみたいな大作的雰囲気全くなし ・いざ観始めると初見の人でもゾンビ達の魅力や巽幸太郎の面白さに引きつけられていく ・たとえ一度死んでも復活し困難に負けず生きていく強い意志や、誰かへの想いの尊さといったシリアスなテーマが歌やストーリーによって展開され、多くの観客の心に刺さる 　本作の巽幸太郎が象徴するように、照れ隠しのようにお笑い要素でカムフラージュしつつとても真摯な内容を扱った作品。 　笑える作品と思って観に行ったところ思っていた以上の感情を揺さぶられる展開に驚いた一方、第一印象のためか当初映画館側にあまり期待されず上映館数・動員数において割を食った感は否めない。 　その良さが十分に知られずに僅かな上映期間で終わってしまうのはあまりにも惜しい。1人でも多くの人に観てもらいたい、そして繰り返し観たい、間違いない名作。 「何としても1位にして再上映させるんじゃい！！」