舞台挨拶で春香さんに好きな人がいたと知り、ハルカがタクミを想うように、春香さんも誰かに恋し、逢いたいと願っていたのかもしれません。その心情が映画のハルカの恋と重なり、物語に温かさを添えています。タクミの想いが春香さんにも届くことを願わずにはいられない、心に響く作品です。

遺書を公開することで、生徒たちの隠されていた本性や関係性が徐々に浮き彫りになる展開が見事だった。 特に松井奏さん演じる赤﨑理人の豹変ぶりに驚愕し、その鮮烈な演技に目が離せない。あの衝撃と緊張感を味わうために、もう一度映画館へ足を運びたい

聖くんがふと見せる笑顔に、気づかされるんです。「弱くても大丈夫」って。人生、時には立ち止まりたい時もあるから、そんな時そっと寄り添ってくれる優しさが、この作品にはあります。