この作品に出演している小松政夫さんが逝去されました。大変難しい役どころであったはずですが、野伏監督のFB投稿によると、役作りにとても積極的だったそうです。そして、完成した作品を観ることなく旅立たれたとのこと…。結果として小松政夫さんの遺作となったこの作品、やはり多くの方に観ていただきたいと改めて強く思いました。

この作品の特筆すべき点は、めぐみさんがどのように拉致されたのか、そして拉致された方々が北朝鮮でどんな生活を強いられているかを垣間見れること。 この映画を観れば「無理矢理連れて行かれたかわいそうな人たち」というぼんやりとした認識が確実に変わります。 一人でも多くの方に観ていただき、日本人拉致という卑劣な犯罪についてもっともっと知ってほしいと思います。