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上映リクエスト一覧

ラムジフさんの上映リクエスト一覧です

作品名 リクエスト回数 貢献度ランク
[1831位] 眼には眼を 915回 1位
[2461位] 真夜中のカーボーイ 761回 1位
[2461位] 邪魔者は殺せ 761回 1位
[2461位] ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット 761回 1位
[2461位] まごころを君に 761回 1位
[2461位] 長距離ランナーの孤独 761回 1位
[2461位] ファニー 760回 1位
[2907位] オマール、最後の選択 760回 1位
[2461位] ダントン 760回 1位
[2461位] カバーガール 760回 1位
[2461位] おかえりなさい、リリアン 760回 1位
[2461位] マルコムX 760回 1位
[2461位] アレクサンドリア 760回 1位
[2461位] 知りすぎていた男 759回 1位
[2461位] 別離 759回 1位
[2461位] ドリームガールズ 759回 1位
[1676位] ドリーム 759回 1位
[2461位] フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白 759回 1位
[1607位] 善き人のためのソナタ 759回 1位
[2461位] 仕立て屋の恋 759回 1位

"映画館で観たいワケ"投稿履歴

ラムジフさんの観たいワケ投稿履歴です

 私が大の贔屓にしているジーニアス役を演じたフィル・シルヴァースについてですが、出演作品の殆どが戦時下である故に未公開である上、戦後はテレビと舞台が中心であった為に、日本ではコメディアンとしての知名度の方が高いかも知れません。事実、かのスタンリー・クレイマー監督のカルト的なスラップスティック・コメディ超大作映画「おかしなおかしなおかしな世界」の出演においては、1948年型フォード・コンバーチブルに乗った独特な台詞回しで強欲なオヤジであるオットー・マイヤー役が、やや平板な物語の中にありながらも強烈な爪痕を残す怪演で大笑いしたのを覚えている。ただ、フィル・シルヴァースは単なるコメディアンという枠組みだけに収まらず、ブロードウェイではその演技力と歌唱力が評価されトニー賞・ミュージカル主演男優賞を、そしてテレビではプライムタイム・エミー賞の最優秀俳優賞なんかを受賞している。やっぱ稀有な才人なんだよネ…。  尚、1944年製作の『カバーガール(原題・Cover Girl)』は1977年に日本初公開。あの水野晴郎氏らの尽力によって配給されている。

 言わずと知れた大作曲家ジェローム・カーン(作詞アイラ・ガーシュウィン)の楽曲をふんだんに盛り込んだ王道中の王道ミュージカル映画である。演出チャールズ・ヴィダー、撮影ルドルフ・マテによる綿密な画面設計のテクニカラーの美しさは勿論ですが、やはり俳優陣リタ・ヘイワース、ジーン・ケリー、フィル・シルヴァースの共演こそが作品の肝となっていて、全編を楽しませてくれる上に、華やかさも相俟って正に嵌まり役。特にナンバー「Make Way for Tomorrow」の三人揃ってのダンスシーンには思わず感極まって泣けてしまった。ともあれ、単なるセクシー女優ではないリタ・ヘイワースのキレッキレの一流ダンサーぶりと劇中に二役をシンクロさせて踊ったジーン・ケリーの天才ぶりは一見の価値があると同時に、今後リタ・ヘイワースとジーン・ケリーを語り継ぐ上でもベストアクトな作品だと言えるよネ…。

 単なるギリシャ神話(オルフェウス伝説)の翻案ものと云うよりも、やはりこれは詩人ジャン・コクトーだからこそ創り出せた現代においての全く新しい神話だと言った方がシックリとくる。あの世とこの世を往来する分身でもある詩人オルフェ(ジャン・マレー)と冥界の王女(マリア・カザレス)、更にはオルフェの妻ユリディス(マリー・デア)と王女の従者で守護天使でもあるウルトビイズ(フランソワ・ペリエ)の役柄を、いずれ劣らぬ俳優たちが演じていて妖しくも儚いラブストーリーになっている。愛の存在、はたまた愛の不在であるとか、或いは死者と生者との間で決して破れない約束ごとや禁忌が複雑に絡んでは、周到な紆余曲折を経てコクトーらしい美学へと収束される訳だが、なんと言ってもラストシーンでのマリア・カザレス(冥界の王女役)の美しさが話の肝であり、すべての罰(極刑)を一身に引き受けて去る「愛」の形が何ともはや切ないのだ。嗚呼、やはり流石だわネ。その多彩さで一人オーケストラの芸術人間なんて称されたけれども、これぞジャン・コクトーの創った“まさしく”映画なんだよネ!

 決してハリウッド(体制)に阿ることのなかった巨匠ロバート・アルトマン作品群の中では、個人的に一番好きな作品であるかも。 一筋縄では行かない登場人物ばかりの猥雑で、どこか滑稽なアルトマンならではの世界観を、名手ビルモス・ジグモンドによるパステル調の独特な撮影効果と共に、あらゆる場面で様々に奏でられるジョン・ウィリアムズ御大(作詞ジョニー・マーサー)のムードたっぷりな音楽によって、見た者はより「悪夢」の奥深くへと誘われてしまうのだ。そして、名脚本家リー・ブラケット女史の書き上げた原作とは一味違う斬新なマーロウ像。それに応えたエリオット・グールド演ずるあのヌーボーでトボけた「フィリップ・マーロウ」が堪らなく可笑しくて哀しくて、いまだ心を離さない…。うーむ、やはり傑作だ。

ラムジフさん

ラムジフ

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